2018/11/15 16:30
さて、
化粧品の販売を手掛けている企業は、
何全千社もありますが、
いつも感じることは、おかしな情報も多く流れています。
化粧品の広告は薬事法という規則で
大手の企業はで監視されています。
花王時代、薬務部というセクションが、
広告のコピーを常に真面目にチェックしているので
マーケティングの方は四苦八苦でしたが、
そのせいか大手の化粧品広告は
極端な効果は謳っていません。
しかし、
小さな企業はお目こぼしで、
雑誌などには結構ひどい広告で
消費者を惑わしているのが現状です。
前にも簡単に書きましたが
化粧品は次のように定義付けられています。
「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう」
とされています。
というわけで、
治療や予防効果のある医薬品や、
医薬品と化粧品の中間に位置する
「医薬部外品」
とも区別されているのです。
なお、医薬品や医薬部外品は
「有効成分」を記載することができますが、
化粧品は「有効成分」という言い方はできません。
ここまで読んでくださった方は、
化粧品がいかに安全性の高いものであるか、
また極端な効果をうたうものではない
生活用品であることに気づいたことと思います。
健康な状態で普通に使用するぶんには
全く心配が要らないということも覚えていていただきたいと思います。
~柳原智子の『化粧伝(けわいでん)』第一部 完~
